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久しぶりすぎなのはXP→7を嫌がっていたせいです

 投稿者:KAOKAO  投稿日:2016年 5月 6日(金)01時37分25秒
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  そして家庭の都合によるワクチンソフトの変更とキーボードの買い替えるに伴い、7になれる前に10にしなければならない事態に陥り、やっとパソコンを触ってみるといった状態です。ダメだなぁ、私は。



盛大な溜息を吐かれた。
身体は元気なのだが、安静を言い渡された私は、何度目かの溜息を火村に吐かせていた。しかしこればかりは致し方ない。アクシデントなのだから。
「怒ってるんやったら帰ってくれていいで、火村」
何度かそう言うのだが、きっちり却下されてしまう。
「そのナリで言うな」
速攻だ。しかも視線は冷たい。だが反論はしない。いや、できない。
「そんな恰好で何ができるって?」
顎でしゃくられた先は右肩。そう、今私の右肩はナントカという腱を断裂させてしまい、固定されて三角巾で首から吊っている状態であった。火村のフィールドワークについて行ったのだが、火村に犯罪を暴かれた犯人が逆上して火村に突進した際、火村を庇って犯人に激突されて現在に至っている。
「怒っちゃいない。呆れているだけだ」
「そやから、もういいって。こんなんして吊ってるけど、腱が完全に切れたわけちゃうし。風呂も入っていいって言われてるし───」
だから京都に帰ってくれていい。そう続けようとしたら、さらに不機嫌な表情をしながら火村が言った。
「違う。呆れているのは自分にだ」
「火村に? なんでや?」
そう尋ねた私の顔を見て、再び溜息。そして今度は軽く首を横に振る。そして、フイと横を向いたままで、
「けがさせたのに、───嬉しいと感じてる」
「……なんや? それ」
「多分、庇われた事実に半分は」
───半分?
「そうなんか? でも、別に庇おうって思ったんと違って、無意識やったんやけど」
「だから……ああ、もう」
火村は自分の髪をガシガシと掻いた。
「だから尚更だろうが。だけど、半分は不安がある」
半分というが、この不機嫌さはこっちの理由だろう。
「なんや? 不安て」
火村が不安を感じていて、それを口にするなど珍しいことだ。
「俺だから庇ったんじゃなくて、お前はきっと……誰であっても同じように庇う。それも無意識にだ」
「そんなことないやろ」
いや、さすがにそれは───
「きっとそうする。そう想像がついて苛立ってるんだ」
「なんや、そんなあるかないかわからん事で八つ当たりされてるんか? 俺は」
「ああそうだ」
開き直った感のある火村は、視線を合わせないまま言い切った。珍しい物言いは、不安にさせたせいだろう。庇われた火村は、きっと私のこの傷よりも深い瑕を負ったに違いない。
そして、そのことを認識した今の私に生まれた感情は、火村か告白した感情と似通ったもの。
「───嬉しいで、俺も」
でき得る限りの慈しみ深い微笑を作り上げて火村にそう告げてみた。
火村は予想通り、再び深い溜息を吐いた。



理由は違うんですが(当たり前ですが・笑)右肩の腱を痛めてまして、ありとあらゆる鎮痛剤のお世話になっている最中です(涙)。
明日あたりに治療方針を決めてもらえる予定……なんだけど、あやしいなぁって感じです。利き腕が不便ということは本当に大変なんだなと、こういうときでないと実感できないのは情けないことですね。
 
 
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